| 説明 | 北海道は北見海岸から、目指す故郷の千葉県までの長旅の途中で旅費が尽き、にわか芸人になって門付けをして回る親子。親切な人から踊りの手ほどきと衣裳を恵まれ、父親は白鼠の面と衣裳、幼い娘は大黒天の緞子の広袖と頭巾、打出の小槌という恰好で、行く先々の小料理屋などで、教わった福徳踊りを踊ってけっこう喝采を浴びた。楽しみの少ない開拓地の集落では、こんな他愛ない芸にも慰められる人が多かったのだろう。この種の物語の常で、親子の年が離れすぎている。娘の被っている頭巾は緋色で袋のように縫ってある抛(ホウリ)頭巾風。本来は舞台の役者の挨拶や祭礼に用いたもの。また本文には狩衣とあるが、娘の着ているのは広袖の半纏のようなもので狩衣ではない。(大丸 弘) |
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| ID No. | A18-016 |
| 出典資料 | 東京朝日新聞 |
| 発行年月日 | 1918(大正7)年3月16日号 6面 |
| 画家・撮影者 | 名取春仙(1886-1960) |
| 小説のタイトル | 霞七段(12) |
| 作者 | 後藤宙外(1866-1938) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D017:[男の老人] D002:[女の子(小学生くらい)] Wzu:[頭巾;覆面] |
| 時代区分・年代 | 20世紀前半;1918(大正7)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 旅芸人;門付け;白鼠の面;大黒天の緞子の広袖;打出の小槌 |
| 男女別 | 男性;女児 |
| 体の部分 | 上半身 |