近代日本の身装文化(身装画像)
説明 庭先に迷い込み、園丁に暴行されて怪我をした旅芸人の老人を介抱する男爵家の人々。ここは北海道の開拓地。 華族たちの中には新開地に広い土地を所有している人がよくあり、中には一年を通じてでなくても自らそこで生活する人もあった。いま男爵の心優しい令嬢が、温室で生ったミカンを病床の老人のもとに持ってきて、言葉を交わしている。令嬢は十歳くらい。髪は単純なお下げにして、首筋のあたりに特大のリボンをつけている。当時リボンの多くは輸入品で、日本人の眼にはものめずらしい柄や色調に心を奪われ、それを半襟に利用する女性もあった。着ているのは小襟の構造から見て被布。被布はどんな年齢の女性にも家の内外で着用されたが、とりわけ十代半ば以下の少女に似合うもの、と考えられていた。(大丸 弘)
ID No. A18-017
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1918(大正7)年4月5日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
小説のタイトル 霞七段(31)
作者 後藤宙外(1866-1938)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D017:[男の老人]
D002:[女の子(小学生くらい)]
D7re:[令嬢モデル]
D2:[ヘアスタイル]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vhi:[被布]
時代区分・年代 20世紀前半;1918(大正7)年
国名 日本
特定地域 北海道
キーワード 開拓地;枕;枕カバー;お下げ髪;リボン
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥