近代日本の身装文化(身装画像)
説明 昔気質の父親といくぶん偏屈な兄とをもつ数え十六の浪花娘。〈真垣の梅〉第1回の大首では、共同水栓の下で、襷がけで父親の肌着を洗濯している。〈真垣の梅〉第8回では、隣家の二つ年上の娘にものを托している。十六にしてはませた感じなのは、母親がいなくて主婦代わりをしているせいかもしれない。大阪でももう隣の娘のように、若い娘は束髪を好んで結うようになっていたが、父親はあたらしいものを毛嫌いするので、娘は日本髪。十代半ばの娘は、唐人髷か、蝶々か、ふくら雀で、このどれでも前から見ると、このようにふたつの山が見える。娘の眼に目張りの入っているようなのは、画家の名取春仙が美人を描くときの筆癖で、うるさい父親が娘にそんなことを許すわけはない。(大丸 弘)
ID No. A17-026
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1917(大正6)年4月3日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
小説のタイトル 黒水晶:真垣の梅(8)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2ni:[日本髪一般]
時代区分・年代 20世紀前半;1917(大正6)年
国名 日本
特定地域 大阪
キーワード 浪花娘;唐人髷;蝶々髷;ふくら雀
男女別 女性
体の部分 上半身
関連情報 A17-025, A17-026