近代日本の身装文化(身装画像)
説明 若い女性の方は赤ん坊を支えるため片膝を立て気味だが、母親の方はふつうのうずくまり方だ。欧米人はこういう屈み方をあまりせず、中近東から東南アジアの風習として蔑視する見方もあった。もっとも、大相撲の立ち合いでは蹲踞(ソンキョ)と呼んでいて、なかなか堂々と見える。母親の束髪は、廂(庇)(ヒサシ)はほとんど出ていない平べったいだけの古風なタイプ。娘は「上品な廂髪(ヒサシガミ)に凡て黒ずんだ櫛や髪留(ヘヤピン)を挿し」とあり、髷が大きく盛り上がっていて、廂にも髷にもおそらくたくさんのアンコ――梳き毛、が入っていて、一見女優髷に近くさえ見える。(大丸 弘)
ID No. A16-062
出典資料 読売新聞
発行年月日 1916(大正5)年9月1日号 6面
画家・撮影者 石井滴水(1882-1945)
小説のタイトル 日の出る国:愛の巻 松風(1)
作者 佐藤紅緑(1874-1949)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
D0yo:[授乳;乳幼児の世話]
D000:[乳児;赤ん坊]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード 授乳
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥