近代日本の身装文化(身装画像)
説明 神楽坂近辺の小さなバー。この時代の新作落語にも、居酒屋がそのままで名前だけバーと変わった、という枕がある。居酒屋もバーも女は料理を運ぶだけで、酌はしないのが原則。老人が手酌で飲んでいる図はわびしげなもの。老人の前の男は銚子を二,三本前にならべ、浴衣の袖をちょっとたくし上げて威勢がよさそうなだけに、不景気な素振りの老人が目障りなのだろう。夕暮れどきにこんな店で時間を潰している洋服姿の老人といえば、勤め帰りの安月給取り――そう地位の高い人間ではなく、家に帰ってもあまり居場所のない人間と想像がつく。(大丸 弘)
ID No. A16-032
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1916(大正5)年12月16日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
小説のタイトル 波の上(1)
作者 正宗白鳥(剣堂小史)(1879-1962)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H12:[大衆的飲食店;居酒屋;バー;カフェ]
D017:[男の老人]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Vyu:[ゆかた]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
特定地域 東京;神楽坂
キーワード 背広;手酌;徳利(とっくり)
男女別 男性
体の部分 上半身;坐臥