近代日本の身装文化(身装画像)
説明 夏目漱石の絶筆の回。この時代は挿絵画家も、真っ正直に筋書きに沿った絵柄を作るのでなしに、いろいろな工夫を試みるようになっている。名取春仙はその中でも、大胆な省筆で、ときにはカット風といってよいくらいの絵柄で、挿絵の世界に新風を吹き込んだ。この絵は若い女性の目の周辺だけを捉えている。俗に、「目病み女に風邪ひき男」という。その逆では決してない。本能的のように、口を手で隠そうとする女性は少なくない。また、マスクをした女はしばしば美人に見紛われる。そのような理由でも、春仙のこの女の顔は成功しているといえるだろう。(大丸 弘)
ID No. A16-031
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1916(大正5)年12月14日号 6面
画家・撮影者 名取春仙(1886-1960)
小説のタイトル 明暗(188)
作者 夏目漱石(1867-1916)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
男女別 女性
体の部分 頭部