近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東京駅の構内通路を、発車に間のない列車ホームに向かって急ぐ人々。この日の本文は朝鮮に赴任する妹夫婦を見送りにきた主人公のやりとりで、画家はこうしたコンコースの人波を、広義の情景として描いたものか。その場合画家の実体験と記憶によって、「年末の駅構内の人々」の標準がつくられる。六人の男すべてが帽子を被りそのうち三人が中折帽だが、その中の一人は壁の蔭になっていて中山高帽かもしれず、もうひとりは印刷が悪いのでハッキリしない。残りの三人は、手前の一人が鳥打帽風。あとの二人が野球帽風のキャップのようだ。ほぼ全身が確認できる三人のうち、襟を立てた外套ひとり、二重外套ひとり、綿入半天に尻端折りがひとり、この尻端折りの職人風の男は、肩に格子縞のケットを担いでいる。ふたりの女はわかりにくいが、コートに襟巻、手に風呂敷包み、髪は大きな束髪風。(大丸 弘)
ID No. A15-070
出典資料 国民新聞
発行年月日 1916(大正5)年2月17日号 5面
画家・撮影者 武内桂舟(1861-1943)
小説のタイトル さくら子(205):一時間前
作者 渡辺黙禅(1870-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G3:[駅舎;空港]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Vhat:[半天;どてら]
Qwa:[綿入れ;キルティング]
D3su:[裾;褄;端折り;からげ]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
D2:[ヘアスタイル]
Vko:[コート(女性和装外套)]
Wfu:[風呂敷(包み);布包み]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード コンコース;中折帽子;中折れ帽子;鳥打帽子;鳥打ち帽子;野球帽風キャップ;束髪風;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];綿入れ半纏;ブランケット;ケット;膝掛け;コート
男女別 男性;女性
体の部分 群像