近代日本の身装文化(身装画像)
説明 挿絵の説明は翌々日に。「このパラダイスに入ってきた三人連れの客があった。それが長いインバネスに焦げ茶の中折帽を被った紳士と、その奥さんらしい上品な丸髷の婦人とで、お供の婆やが背に負った二つばかりの可愛らしい坊ちゃまは、海軍水兵の服を着て白毛のマントにくるまっていた」。丸髷の奥さんは黒地のコートに襟巻をしている。紳士の二重外套は和服の上に着る丈の長いものだろう。二重外套の呼び方は人により時代によりマチマチだが、洋服の上に着る丈の短いものをインバネスと呼ぶひともあったので、ここではこうした説明になったと見られる。夫婦のしっかりした防寒姿に比べて、赤ん坊を背負わされたお乳母のお婆さんは寒そうだ。(大丸 弘)
ID No. A15-068
出典資料 国民新聞
発行年月日 1916(大正5)年2月13日号 5面
画家・撮影者 武内桂舟(1861-1943)
小説のタイトル さくら子(201):魔の目
作者 渡辺黙禅(1870-1945)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
D2ma:[丸髷]
Vhao:[羽織]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
D000:[乳児;赤ん坊]
Jko:[子守り;子守っこ]
時代区分・年代 20世紀前半;1916(大正5)年
国名 日本
キーワード 紳士;奥様;坊ちゃま;ばあや;中折帽子;中折れ帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント]
男女別 男性;女性;男児
体の部分 上半身