近代日本の身装文化(身装画像)
説明 黒部の温泉宿で病み、物思いに耽っては焦燥に駆られている男。蒲団は袖のある掻巻で、顔の当たる襟の部分は黒繻子になっていて、汚れの眼につくこともあり、森鴎外のある旅行記の中に、ここに手拭いを巻いて寝た、という記述がある。敷蒲団は重ね布団だが、敷布は幅が狭い。これは当時家庭でも同じだった。ただ枕だけが大きな西洋風のものになっている。この男は宿の浴衣に宿の丹前を重ねて蒲団に入っている。山国のわびしい宿はずいぶん冷え込んだにちがいない。(大丸 弘)
ID No. A13-037
出典資料 読売新聞
発行年月日 1913(大正2)年10月10日号 4面
画家・撮影者 宮川春汀(1873-1914)
小説のタイトル 水蜜桃(32)
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D1hi:[ひげ]
Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
Vyo:[夜着;夜具;掻巻]
時代区分・年代 20世紀前半;1913(大正2)年
国名 日本
キーワード 枕;敷き布団;敷布;掻い巻き(かいまき);丹前;口髭;ちょび髭;無精髭
男女別 男性
体の部分 上半身;横臥