近代日本の身装文化(身装画像)
説明 東海道線の車内、人を追って神戸の舞子まで行こうという男と、席の近くに乗り合わせた女優風の女。官員風、士族風、商人風――といった見なしが、まだかなり通用した時代。その中でも女優風というのは新しくよく使われ、きものでも化粧でも髪の結い様でも目立って派手な女性を指す。この女性の髪型はかなり大きく、その大きさだけによっても女優風といえるが、いわゆる女優髷というのはこのかたちではない。男は紺絣のきものに袴を着け、襟付きの半マントをはおっている。すでに東海道線には十数年前にスチーム暖房が入っている(→年表〈事件〉1900年12月 「東海道鉄道で車内暖房を実施」報知新聞 1900年12月2日2面)。しかしこの男女の様子では十分な暖かさは得られなかった様子。男の方は鳥打風の帽子を被っていて、書生風といってもよい。(大丸 弘)
ID No. A12-073
出典資料 国民新聞
発行年月日 1913(大正2)年2月16日号 5面
小説のタイトル 怪美人(50):女優
作者 小島孤舟(生没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G70:[電車;汽車]
Jno:[乗り物の中]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Qkas:[絣]
Vham:[袴(男性)]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(大正元)年
国名 日本
キーワード 東海道線;女優風;書生風;鳥打帽子;鳥打ち帽子;紺飛白のきもの;半マント
男女別 男性;女性
体の部分 全身