近代日本の身装文化(身装画像)
説明 以前は北海道でも指折りの牧場経営者の一人娘だったが、土地も家財もつぎつぎと人手に渡り、「衣服も手づから縫わねばならぬ、子爵の令嬢ともあろうものが、時には補綴(ツギハギ)の針も動かした。芸は身を助くる不仕合わせが来て、学校の手工科が飛んだ役立ちをして呉れた」というお嬢様。それでも残った邸の襖、裁縫箱は由緒ありげなもの。彼女は東京の女学校を出て、久しぶりに零落した故き郷の家に戻ったところで、大きな髷のある廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)の束髪、きものの上に羽織っているのは小紋の被布。胸の菊綴じ飾りが房になって垂れているのは、高価な品だったのだろう。(大丸 弘)
ID No. A12-002
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1912(明治45)年2月29日号 4面
画家・撮影者 山本英春(生没年不詳)
小説のタイトル 北の国(17)(3):子爵家(1)
作者 田口掬汀(1875-1943)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhi:[被布]
Esa:[裁縫;裁縫実習;裁縫用具;ミシン]
時代区分・年代 20世紀前半;1912(明治45)年
国名 日本
キーワード お嬢様;庇髪;針仕事;裁縫箱;絎け台;針山;物差し;座布団
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥