近代日本の身装文化(身装画像)
説明 後添いの母と、成人した継子やその嫁との確執、という家庭もの。父亡きあといまはこの家の主人である息子は未だ三十前、黒に近い紺飛白のきものとお対の羽織、のぞいている襦袢の襟も紺。盛夏の白絣を除けば、男は本当に黒ずんだ姿。一緒の妻も姉妹も髪は大きな束髪で、このくらい大きくなると梳き毛を入れて膨らませるので、髪結さんに行かなければならない。明治後半生まれのこの女性たちは、結局一生――第二次世界大戦後まで束髪だった。手前の女性の着ているのは被布。後ろについている小さな上襟と、胸の飾りのあることでコートとの区別がつくが、リボン風の胸飾りはめずらしい。(大丸 弘)
ID No. A11-057
出典資料 都新聞
発行年月日 1911(明治44)年4月23日号 3面
画家・撮影者 井川洗厓(1876-1961)
小説のタイトル 白桔梗(6)
作者 若翁子
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D1hi:[ひげ]
Qkas:[絣]
Vhao:[羽織]
D005:[20~30歳代の女性;年増]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhi:[被布]
時代区分・年代 20世紀前半;1911(明治44)年
国名 日本
キーワード 八字髭;紺飛白;羽織紐;上襟;リボン風の胸飾り
男女別 男性;女性
体の部分 全身