近代日本の身装文化(身装画像)
説明 もて男の主人公をめぐる女たちの中のひとり。「三年以前の伊達に唄われし芸者嶋田(……)身の成行と共に今は当世風の廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)」。芸者をやめて、今、ひとの持ち物になっているのもこの主人公のため、という恨みをかき口説こうとしている。片手を懐手して、その方の羽織の肩を少し落とし気味にしているのなどは、ふつう女のするしぐさではない。姐御肌の女が相手に凄みを見せるような場合のポーズ。廂髪は廂髪でも髱尻(タボジリ=後ろ髪の末)がぐっと下がっていて、束髪でもそれまでの日本髪でもこれは素人ではない証拠。(大丸 弘)
ID No. A09-065
出典資料 国民新聞
発行年月日 1909(明治42)年4月25日号 6面
画家・撮影者 公文菊仙(公文菊僊)(1873-1945)
小説のタイトル 稲田一作(20)
作者 村上浪六(1865-1944)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7ge:[芸者;半玉;舞妓]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhao:[羽織]
D3fu:[懐手]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード 庇髪;髱尻(たぼじり);着くずす;ふところ手;姉御肌
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥