近代日本の身装文化(身装画像)
説明 朋輩同士のいさかいから紡糸工場を辞めて、郷里に帰る若い女工が、偶然工場主の息子と出逢う。いさかいの原因にはこの息子も絡んでいた。慰留する息子と、かならず戻ってくるからと目頭を押さえる娘。一張羅の小紋柄のきものを着た娘は、なにかを包んで背負っているようだ。髪は十七という歳にふさわしい蝶々らしい。中学生の息子はきちんと制服を着込んでいるが、学生帽のキャップの張り出しが大きいので、警察官か駅の乗務員のように見える。学生服はもともと軍服や現業官吏の制服に倣ったスタイルだが、帽子のかたちや肩の怒らせようなどはずっと控え目になっている。(大丸 弘)
ID No. A09-030
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1909(明治42)年8月28日号 4面
小説のタイトル 三十年(8)
作者 大江素天(1876-1950)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D013:[少年(ほぼ中学生の年頃(12~15,16歳))]
D4ga:[学生・生徒(男子中学生以上)]
Wbo:[かぶり物一般;帽子]
D2ni:[日本髪一般]
D5ry:[旅装;旅姿;旅装束]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
時代区分・年代 20世紀初め;1909(明治42)年
国名 日本
キーワード 女工;蝶々髷;小紋のきもの;一張羅;お太鼓結び;学生帽;学生服;詰襟
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身