近代日本の身装文化(身装画像)
説明 一夜、知人の宅に泊まらせてもらった姉妹が、二階の六畳の部屋に布団を敷き並べて枕に就いたところ。田舎のことで、もちろん電気などまだ引けていないから、枕元の籠ランプは石油。「雪の如き敷布(シーツ)を敷いた床」とあり、すでに外国風の白いシーツが、そんな田舎でも家によっては使われはじめていたらしい。また、布団の襟にも白いカバーが掛けてあるように見えるが、はっきりしない。布団の襟に、きものの掛け襟のように黒っぽいビロードを縫い付ける習慣はかなり長く残って、東京などでも、地方出身の人の家では戦後まで見られた。枕は二人とも古風な高枕。この時代の束髪は髢(カモジ)を使って大きく膨らますようになっていたので、高枕が必要なことは日本髪と変わりはなかったが、ただし、髪の乱れることについては、だれも日本髪ほどは気にしていなかった。それは、日本髪ほど崩れやすくないこともあり、結う人の気分のちがいもあったようだ。(大丸 弘)
ID No. A06-113
出典資料 時事新報
発行年月日 1906(明治39)年6月3日号 11面
画家・撮影者
タイトル
小説のタイトル 黒風(3)(6)
作者 みぎは生
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
D2ni:[日本髪一般]
時代区分・年代 20世紀初め;1906(明治39)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 布団;布団襟カバー;シーツ;高枕;ランプ
男女別 女性
体の部分 頭部;上半身;横臥
関連情報
著作権情報
備考