| 説明 | 左は父を失って間のないこの作品のヒロイン。十時頃入浴して「綺麗に髪を取り上げて、少しは気が清々した」。昼前に風呂に入って、被布を着て机に座っていられるというのは貧乏人の生活ではない。大きな束髪は自分で結んだものだろう。むしろこの時代は洗髪の方が面倒だった。髪洗粉は売っていたが、良質なものがまだなかったから、うどん粉と布海苔が慣用されていた。シャンプーで心配なく髪が洗えるようになるのは、1920年代以後、パーマネントの時代に入ってからだ。(大丸 弘) |
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| ID No. | A06-112 |
| 出典資料 | 時事新報 |
| 発行年月日 | 1906(明治39)年2月23日号 11面 |
| 画家・撮影者 | 渡部審也(1875-1950) |
| 小説のタイトル | 亡母の紀念(なきははのかたみ)(6):人の心(1) |
| 作者 | 徳田秋声(1871-1943) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)] Vhi:[被布] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1906(明治39)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 机;竪縞のきもの;長着 |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 全身;坐臥 |