近代日本の身装文化(身装画像)
説明 日露戦争(1904年,1905年)の勝利で国中が浮き立っていた中で、新聞小説の中には戦後もの、とでもいうべきテーマがいくつか現れる。その中でもこの作品のような露探ものは、ほかには例がほとんどないが、見方によれば、将来の大陸ものにつながる要素を持っているともいえる。露探の疑いをうけた父親を持つ美しい姉妹、その姉が結婚を前にして急死する――。女学校を出た十八歳の姉と在学中の十六歳の妹の髪は、すでに廂髪(庇髪)(ヒサシガミ)風に前方にも横にも広がった束髪。ふたりともまだ肩揚げがあり、そのきもので目立つのは半襟についている金属製の襟留め。外出には二人とも毛糸編みやモヘア風の襟巻、肩掛けをしている。(大丸 弘)
ID No. A06-003
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1906(明治39)年3月2日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 金色蛇(33)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D003:[少女(ほぼ女学生の年頃(12~15,16歳))]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhan:[半襟]
Vkat:[肩揚げ]
Wbu:[ブローチ;襟留め;襟飾り]
Wyu:[指輪]
時代区分・年代 20世紀初め;1906(明治39)年
国名 日本
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身
関連情報 N06-001, A06-003, N06-003