近代日本の身装文化(身装画像)
説明 「立止まった男はインバネス姿の二十六七」とあり、中折帽に洋服、ステッキを突いた紳士風。羽根のついた二重外套は和服の上にも洋服の上にも着用できるが、洋服用のものは丈の短いのがふつう。しかし兼用(両用)のものもあり、二重外套の名称も人により店によっていろいろ。女性は羽織の上に大きなショールを纏い、暗い中ではっきりはしないが塗りのノメリ下駄が、厚めの裾葺きの下から覗いていて、ゆとりのある暮らしの人であると知れる。髪はこの時代流行の前のこんもり高い束髪で、いわゆる花月巻もその中のひとつ。こうしてシルエットで見ると、日本髪と区別のつきにくくなっていることがわかる。(大丸 弘)
ID No. A04-178
出典資料 国民新聞
発行年月日 1904(明治37)年6月10日号 4面
小説のタイトル ひと昔(9):先鞭(1)
作者 篠原温亭(1872-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Wbo:[かぶり物一般;帽子]
Vwa:[男性和装外套]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vhao:[羽織]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 中折帽子;中折れ帽子;[インバネス;トンビ;鳶(とんび);二重回し;二重廻し;二重外套;二重マント];ズボン
男女別 男性;女性
体の部分 全身