近代日本の身装文化(身装画像)
説明 これらはいずれも、ことし十八になる女性の、家での恰好で、あたまは束髪、たぶん絣風の柄のきものの上に着ているのは被布。ふつうのきものとちがって胸元を塞ぐ竪襟部分をもつ被布は、子どもから老人までのどんな年齢にでも、家居にも外出にも着られる便利な衣服だが、身体の線はすっかり隠れてしまうので、色気のあるものでも華やかなものでもない。結婚嫌い、ということがメインテーマになっているこの娘に着せたのには、そんな理由があるのかもしれない。また束髪はこの時代ずいぶん大きく膨らんで、すでに廂(庇)(ヒサシ)といっていいくらいの突き出しを見せている例(第1回,第22回)や、前髪部分が非常に盛り上がっている例(第17回,第31回)がある。(大丸 弘)
ID No. A04-101
出典資料 読売新聞
発行年月日 1904(明治37)年9月19日号 3面
画家・撮影者 梶田半古(1870-1917)
小説のタイトル 新細君:婚礼の巻(1)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2hi:[束髪(庇髪など、後期平型の)]
Vhi:[被布]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 庇髪
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A04-101, A04-106, A04-107, A04-108, A04-109