近代日本の身装文化(身装画像)
説明 年五十ばかりの女性、この時代では老女といわれる。元日ではあるが老人はそれほどいつもと変わっては見えない。紋付の小紋のきものを襲ね、裾をやや長めにしている。明治時代はまだ、元日には裾を曳く習慣を持ち続けている家は少なくなかった。老人は二枚襲だろうが、若い女性や少女は三枚襲が多かった。規則のあることではないから、こういうことは家により人によりさまざまだ。夫のないこの女性は切り髪。夫はロシア人で、死別しているわけではない、「一旦別れてしまったからは、お互いに赤の他人、私は夫に死に別れた気で、この通り髪まで切って、お餞別に上げた(……)」と後段では言っている。(大丸 弘)
ID No. A04-016
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1904(明治37)年1月3日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 大和魂(2)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2:[ヘアスタイル]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀初め;1904(明治37)年
国名 日本
キーワード 切り髪;切下げ髪;紋付き小紋のきもの;長めの裾;お太鼓結び;火鉢;襖(ふすま)
男女別 女性
体の部分 全身