近代日本の身装文化(身装画像)
説明 湘南海岸の旅館に宿泊中、運悪く台風の襲来に遭遇し、ただ一室風にも雨にも安全な玉突場に避難した東京の子爵家一行。五十二,三の子爵は、結城紬の長羽織を引っかけて小紋柄のきものに兵児帯姿。長椅子のとなりに腰を下ろしたのは令嬢。「葡萄鼠の縞無しのフランネルに、紫繻子の丸帯、黒縮緬の綿抜きの羽織」で、父と比べて地味すぎる、という。髪は高島田の二日目、「不自由勝ちな旅の事。撫でつけて置いてあす結ばせるという頃」とある。日本髪は結って二三日すると「撫で付け」だけに髪結にゆく人が多い。髪結は乱れた毛を、櫛と油でもとの結いたてのように恰好つける。これだと半額以下で済む。子爵家のお嬢様は二日毎に髪を結わせるらしく、よほどの贅沢ということになる。ソファの後ろは老家扶と侍女。(大丸 弘)
ID No. A03-099
出典資料 国民新聞
発行年月日 1903(明治36)年9月16日号 4面
小説のタイトル 海底の宝庫(2):秘密の戦争
作者 江見水蔭(怒濤庵)(1869-1934)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D016:[中年~初老の男性]
D7re:[令嬢モデル]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2sim:[島田;高島田]
Vhao:[羽織]
Vob:[帯]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
特定地域 神奈川;湘南
キーワード 子爵;家扶;侍女;結城紬の長羽織;小紋のきもの;黒紋付き羽織;兵児帯;長椅子;ソファ
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥