近代日本の身装文化(身装画像)
説明 京都鴨緑(オウリョク)紡績会社の終業時、工場の煉瓦造りの門から帰路につこうとするヒロインの女工。髪は蝶々髷で、「紫がかった職工衣(ギ)を着ているが、まだ入り残る夏の夕日に真っ向射られて、其の衣物(キモノ)が美しく艶あり且つ新しく見られた。(……)年頃は十七八、低いながらも表付の下駄履いて、又其の脚付きが尋常で土踏ますには惜しいほど色白」という美人。本文中では言及していないが、挿絵に見るようにきものは筒袖で、袴を胸高に穿いているのは、この時代の女工服の標準といってよい。一方、男子工員については、「よれよれになった紺飛白が多く、腰には小倉の継目のある古帯、縄のように絡まれた紺絞りの兵児帯(……)」とある。(大丸 弘)
ID No. A03-064
出典資料 読売新聞
発行年月日 1903(明治36)年1月1日号 5面
小説のタイトル 懸賞小説第一等 労働問題(1)
作者 小川煙村(1877-没年不詳)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2ni:[日本髪一般]
Vhaf:[袴(女性)]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
特定地域 京都
キーワード 女工;蝶々髷;職工衣;筒袖のきもの;胸高
男女別 女性
体の部分 全身