近代日本の身装文化(身装画像)
説明 学校から帰ったお嬢様が、まだ袴も脱がない姿で下女と向かいあっている。お嬢様の髪は十七,八という年ではめずらしい稚児輪のようにみえる。某省参事官というと月給xx円位の奏任官だが、この時代は住まいを邸といわれ、家族四人で三人の下女を使う身分。向かいあっている下女はたぶん奥様やお嬢様の身の廻りのことを主にする奥仕えか小間使いだろう。お嬢様とそれほど年は違わないが結っている髪は銀杏返し。お嬢様は女学生風に襟を詰めてきものを着ているのに対し、下女がすこしだけ襟を抜いているのは、髪型の違いにもよる。裕福な家庭の若い娘の部屋といっても、今ならば、とりわけアメリカ的な感覚からいえば、殺風景としか言いようがない。もちろんその日その日に追われて描く連載挿絵の省筆、ということも大きいが。(大丸 弘)
ID No. A03-052
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1903(明治36)年11月10日号 7面
小説のタイトル 倭邯鄲(やまとかんたん)(34)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7jog:[女学生]
D7re:[令嬢モデル]
D2:[ヘアスタイル]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Qkas:[絣]
Vhaf:[袴(女性)]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2ic:[銀杏返し]
D3ut:[打合せ;襟あき;ぬき襟]
時代区分・年代 20世紀初め;1903(明治36)年
国名 日本
キーワード 稚児髷;飛白のきもの;竪縞のきもの;火鉢;火箸
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥