近代日本の身装文化(身装画像)
説明 開会中の絵画展覧会見物にでも行くのか、三人連れの若い女性が、紅葉の頃の上野山内を散策している。「何れも束髪に海老茶袴、云わずと知れた学校出」とありヒロインの二十歳前後の娘のもと同窓生らしい。四人は大変に長くお目に掛からなくってよ、などと言い合っている。この挿絵は簡略な筆だが、それでも三人が靴を履き、小形のショールを巻いていることはわかる。左の娘だけはショールではなく細長いストールのようにも見えるが、この頃のショールは肩は広く覆い、前は細長く整形されているものもあったから、はっきりしない。三人とも束髪はイギリス巻風。卒業して何年か経った結婚間近の女性でも、こういう女学生時代の服装をすることがあったことがわかる。(大丸 弘)
ID No. A02-083
出典資料 読売新聞
発行年月日 1902(明治35)年12月24日号 4面
小説のタイトル 形見の笄(かたみのこうがい)(13)
作者 広津柳浪(1861-1928)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vhao:[羽織]
Vhaf:[袴(女性)]
Wku:[頸覆い(マフラー,ストール,襟巻,ショール)]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
特定地域 東京;上野
キーワード イギリス巻風;書生羽織;海老茶袴
男女別 女性
体の部分 全身