近代日本の身装文化(身装画像)
説明 県知事の私邸の応接間で、知事の参事官である青年が、知事の娘と言葉を交わす。「年は十八九の、少し険のある(……)姿のおそろしく好い女で、やたら縞の糸織の平生衣(フダンギ)に、黒縮緬の羽織をやや肩滑りにして」着ている。このふたりは子どものときからの顔見知りで、羽織をややだらしなく着ているというのも、女が気を許しているせいだろう。束髪は女学生だけでなく、女学校での娘、とくに上流階級や知識層の女性のあいだではふつうに結われていた。いくぶん前、横に膨らみが見えはじめているが、まだ廂(庇)(ヒサシ)というほどではない1890年代風の縦型の束髪。(大丸 弘)
ID No. A02-084
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1902(明治35)年1月1日号 13面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル 白無垢鉄火(1)
作者 小栗風葉(1875-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7sh:[小説のヒロイン;挿絵美人(この年の評判小説中の美人)]
D7re:[令嬢モデル]
D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D014:[若い男(20歳前後~30歳前後)]
D1hi:[ひげ]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
Wkut:[靴;サンダル;靴修理;靴磨き]
H31:[椅子と、安座を目的とする部屋]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード お嬢様;黒縮緬の羽織;羽織紐;モーニングコート;八字髭;椅子
男女別 男性;女性
体の部分 全身;上半身;坐臥