近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この時代、よほど貧乏暮らしでないかぎり、主婦の城といってもいい四畳半くらいの茶の間にはきっと長火鉢があり、たいていの家事は女中まかせだったから、主婦が長火鉢の横に控えている時間はほんとうに長かった。第3回は、夫の浮気の疑いに悩む妻に対し、それを一笑に付している夫は、長火鉢を挟んで悠然と巻煙草を吹かしている。第11回は、姉夫婦の家の二階に居候している若者が、いろいろな手を使って姉から小遣いをせしめようとする。長火鉢から少し離れたところで、這いつくばるような恰好の弟に向かって、煙管に刻み煙草を詰めながら、大丸髷の姉は大きな態度でものを言っている。男性はだんだん紙巻煙草を吸うようになったため、刻み煙草が女っぽいものに感じられていた。提げ煙草入れなども、職人や芸人が持つ以外は、ほぼ女性の持ち物になった。(大丸 弘)
ID No. A02-036
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年5月2日号 4面
小説のタイトル 夢がたり(11)
作者 武田仰天子(1854-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2ma:[丸髷]
Vob:[帯]
D80:[姿勢;ポーズ(特異な姿勢・ポーズ・格好一般)]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 竪縞のきもの;兵児帯;刻み煙草;長煙管(きせる);座布団;長火鉢;火箸;薬缶(やかん)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報 A02-034, A02-036