| 説明 | 招かれた結婚式から帰り、小間使の介添えでお召換えをする子爵家の令嬢。重ね袷の下は赤い長襦袢、その下に白い肌襦袢、というのが春先のこの頃の着方。重ね袷は縮緬もので上流階級の女性は肌着に至るまで、真夏以外は絹ずくめが多かった。そのため肌つきの衣類でも滅多に洗うことがないので、肌着に白っぽいものは汚れが目立ってよくない、という考えもこの時代以前にはあった。アンダウエアの白さは近代性のしるしのひとつとも言える。お嬢様はもちろん高島田。帯を持って控えている二十七歳でまだ嫁入り前の小間使は銀杏返し。小間使のきものの襟が大きく開き、襦袢の半襟が広く見えている。こういう着方は上下を通じて関東大震災の頃までつづいた。(大丸 弘) |
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| ID No. | A02-011 |
| 出典資料 | 東京朝日新聞 |
| 発行年月日 | 1902(明治35)年5月20日号 4面 |
| 小説のタイトル | 写絵(14) |
| 作者 | 半井桃水(1860-1925) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | D5re:[フォーマルウエア;礼装;お祝い着] D7re:[令嬢モデル] D2sim:[島田;高島田] Vna:[長襦袢;襦袢] D4ge:[下女;下男;召使い] D2ic:[銀杏返し] Vhan:[半襟] D3:[着装態様;着付け;着方・着こなし一般] |
| 時代区分・年代 | 20世紀初め;1902(明治35)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 着替え;赤い肌襦袢;白い肌襦袢;高島田;小間使い |
| 男女別 | 女性 |
| 体の部分 | 全身;上半身 |