近代日本の身装文化(身装画像)
説明 座敷の背の高い屏風のむこうには、この家の娘の床が延べられていて、招かれた村の医者が診察しているところ。縞のきものに大きな紋の付いた黒羽織、かたわらに革の鞄が置かれていて、このころ、この形の小さな鞄が八字髭並みに、医者、代言人(弁護士)、執達吏などの身分を示す重みを持っていたらしい。 部屋の外で廊下に膝を突いているのはこの家の下女。診察が済むと手を浄めるための洗面器と手拭いを用意する。下女の髪は堅く結った銀杏返し。帯のお太鼓がひどく大きく感じられ、一日中忙しく立ち働く女性でもこんな大きなものを背中に背負っていることを、外国人が不思議に思った気持ちは、いまならよく理解できる。(大丸 弘)
ID No. A02-003
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年1月8日号 7面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 新年梅(6)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D4is:[医師;看護婦;病人の世話をする人]
D1hi:[ひげ]
Vhao:[羽織]
Wka:[鞄]
D4ge:[下女;下男;召使い]
D2ic:[銀杏返し]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 医者;八字髭;黒紋付き羽織;革かばん;お太鼓結び;洗面器;屏風
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥