近代日本の身装文化(身装画像)
説明 左の、人の家の客に来ているにしては態度の大きい男は、この家とはごく懇意な鳶の若い者。右側はその若者に難題を持ちかけられて困っている町娘。真ん中で取りなし顔なのはいくぶん怪しげな生活をしている女学生という。町娘はふつうに島田を結っている。島田のことを高髷ということもあるが、ふだんに結っている島田はそんなに髷を高くするものではない。といっても芸者のように、髷を後頭部にひっつけたようにする潰しとはちがう。女学生は、女学生とはいうものの、下宿で怪しげな生活をしているらしい、けっこう年のいった女。多分作者の半井桃水の注文によって、この時代の下町人の偏見に添うように、画家はそういう女を束髪で表現している。(大丸 弘)
ID No. A01-042
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年3月24日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 遺物の軸(かたみのじく)(4)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D2sim:[島田;高島田]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 手水鉢(ちょうずばち)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥