近代日本の身装文化(身装画像)
説明 老婆に関係するある富豪の遺言をめぐって、そのいきさつを知っているという娘を責める男。その乱暴を押しとどめようとしている老婆。話はひどく込み入っているが、鳶職の若者、絵描きの未亡人でいまはすっかり落ちぶれた老婆、ふつうの下町娘、という見方でじゅうぶんだろう。作者は老婆のこの住まいを貧民窟と言っているが、土壁の一部にひびの入っているのを除けば、一軒毎に厠があることなど、もう幕末明治初年の裏長屋と比べればずいぶん向上していることになる。厠を出た小廊下に面して手を浄めるための大きな手水鉢(チョウズバチ)があり、手拭いが下がっている。(大丸 弘)
ID No. A01-040
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年3月21日号 4面
画家・撮影者 右田年英(梧斎年英)(1863-1925)
小説のタイトル 遺物の軸(かたみのじく)(2)
作者 半井桃水(1860-1925)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D006:[初老の女性(40~50歳代)]
D2:[ヘアスタイル]
Vka:[掛襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D2sim:[島田;高島田]
Vhao:[羽織]
Wta:[タオル;手拭い;手拭い被り]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 馬の尻尾風;お太鼓結び;黒襟;貧民屈;貧乏;土壁のひび;手水鉢(ちょうずばち)
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥