近代日本の身装文化(身装画像)
説明 義理の母親が急死したあと、掛けてあった生命保険が取れて、その金を前に思案する夫婦。母親の死については、養女であるこの女の、姉の夫に嫌疑がかかっている。その疑いをなんとか晴らしたい女と、思いがけない金をなんとか自分のものにしたい夫との、心の暗闘。大きな長火鉢には銅壺(ドウコ)と、その上にかけた薬罐(ヤカン)、灰に突き立てた火箸が見える。その手前に大きな座敷ランプ。妻の畳への手の突き方は奇妙なように見えるが、女性が目上の人の前でものを言うときなどの、古風な作法だった。夫が羽織を着ているのは寒いからで、売薬業をしている家の妻が襟付きのきものを着ているのは、この時代の商家ではまだ当たり前の習慣。(大丸 弘)
ID No. A01-027
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1901(明治34)年1月23日号 4面
小説のタイトル 神楽獅子(21)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vhao:[羽織]
Vka:[掛襟]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D800:[感情・思考・意志の表現一般]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
キーワード 長火鉢;火箸;銅壺(どうこ);薬缶(やかん);座敷ランプ;黒襟;お太鼓結び;手の突き方
男女別 男性;女性
体の部分 全身;坐臥