近代日本の身装文化(身装画像)
説明 この場面は室内についてもヒロインの身なりについてもくわしい説明がある。東京の山の手、裕福な家の長女、いま女学校の卒業年で、まもなく穿き馴れた海老色繻子の袴も脱ごうという年頃。もっとも女学校の五年生は順当にいけば十六,七歳、この時代なにかというと女学生の素行が爪弾きされているが、大人の女性にはまだ少し間がある、といわなければならないだろう。彼女はいま風呂から上がって中形の浴衣姿で読書している。画面で見る大きな帯結びにつては、「紅の勝った友禅縮緬と青竹色の繻子の腹合わせ帯を締め、花絞りの帯揚げの端が下がっているのにも気づかず、本を読んでいる」とある。湯上がりの浴衣姿であっても、卒業してからはじめての、新学士の来訪を予想してのことというより、この時代ではこの大きさが日常的なスタイルだったようだ。(大丸 弘)
ID No. A01-007
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1901(明治34)年1月27日号 8面
画家・撮影者 阪田耕雪(坂田耕雪)(1871-1935)
小説のタイトル 新学士(27)
作者 小杉天外(1865-1952)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード D7re:[令嬢モデル]
D7jog:[女学生]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
Vyu:[ゆかた]
Vob:[帯]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
Wou:[扇子;団扇;扇風機]
H311:[私室;小部屋(寝具のないこと);ブドワール]
H000:[照明;照明具(一般)]
時代区分・年代 20世紀初め;1901(明治34)年
国名 日本
特定地域 東京
キーワード 金持ち;中形の浴衣;読書;花飾り;お太鼓結び;頬杖を突く;うちわ;座敷ランプ;テーブルクロス;屏風
男女別 女性
体の部分 上半身;坐臥