近代日本の身装文化(参考ノート)
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4. 素材と装い
423 女性ズボン/もんぺ
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解説
4. 素材と装い
423 女性ズボン/もんぺ
1930年代の初め(昭和初め)、横浜港の荷揚げ人夫のなかに、ひとりだけ若い女がいた。痩せがたで色白だったが肩が怒って骨格たくましく、背も高く、沖仲仕にまじっていて仕事でヒケをとるようなことはなかった。仲仕は作業中たいていは褌(ふんどし)ひとつだが、彼女はいつも汚い長ズボンをはき、髪は耳のあたりで切っていた。冗談を言いあうようなときは彼女も相手になっていたが、それ以上のちょっかいを出すようなまねはだれもしなかった。腹がたてば殴りあいをすることなど、彼女はものとも思わなかったからだ。港湾で働く人のなかには、…
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