| 文献番号 | 01_LI003279 |
|---|---|
| 著者名 | 鈴木昌子/スズキ マサコ |
| 書名・論文名 | 高橋宗恒・高橋宗直 : 笄と簪を発案した有職故実の学者たち |
| 掲載誌名 | (山野美容芸術短大)山野研究紀要 4 |
| 発行年月日 | 1996 (3) |
| 掲載ページ | pp.13-23 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 17世紀後半 |
| 時代通称名 | 貞享 |
| キーワード | 高橋宗恒 ; 高橋宗直 |
| 抄録 | 古代より日本の女性の美は垂髪にありと,いわれてきた。桃山時代から江戸時代にかけて結髪が流行していたが,あの絢爛豪華な元禄時代を迎えようとしていた貞享年間(1684~1688)に結髪が発展せず,菱川師宣の「見返り美人」図に見られる「玉結び」が流行していた。当代随一といわれた有職故実の学者である高橋宗恒が,工人に種々の形の笄(当時に笄と簪との区別がない)を作らせた。また,この宗直が簪を発案したともいわれ曖昧になっている。一本脚の簪を宗恒が,二本脚の簪を宗直が紹介した。宗恒は笄の発案者と囃したてられたが,彼はそれを紹介した人である。古代において高髻から垂髪へと移行した過程と同じような傾向にあった垂髪を喰い止め,日本髪の基をつくった彼と,当時の社会情勢を踏まえながら考察したい。 |
| 身装概念 | DX000.2:[長髪;おすべらかし;洗い髪] AW150.0:[ヘアピン;簪;かんざし;笄] BP104:[有職故実] |
| 服装専門分類 | BX1:[行政・法規;ヘア,化粧] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |