| 文献番号 | 01_AR075464 |
|---|---|
| 著者名 | 仲村洋子 ; 羽生京子/ナカムラ ヨウコ ; ハブ キョウコ |
| 書名・論文名 | 和服における着崩れについての考察(3) |
| 掲載誌名 | 和洋女子大紀要 家政系編 46 |
| 発行年月日 | 2006 (3) |
| 掲載ページ | pp.13-27 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 21世紀前半 |
| 時代通称名 | 平成 |
| キーワード | 仕立て上がり寸法 |
| 抄録 | 和服着装時における着崩れの一つの要因として、長着の仕立て上がり寸法と着用者の体格・体型の不一致に着目し、究明しているのが本研究である。腰囲100cmを超える体格つまりJIS規格分類によるLサイズについては、身体に合わせて寸法を算出する割り出し法の適用が妥当であることと、着崩れについても有効であることを確認した。これまでの実験においては、「ゆかた」を対象としていたので下着として肌襦袢・裾除けのみで着装させた。普通、長着を着用する際には、ゆかたを除いて肌襦袢・裾除けの上に更に長襦袢を用いるのが一般的である。着用する理由の一つとして、和装スタイルの土台を整えその効果により着崩れを緩和することがある。そこで、今回は一歩進めて長襦袢を着用することで、どのような影響があるのかを探ることにした。今回の被験者は、標準寸法の範囲内操作では対処が不可能であったLサイズに絞り、試着衣の長着は従来通り標準寸法と割り出し寸法の2着を作製した。加えて、それぞれの長者寸法に対応させた長襦袢をウール地・絹地の2種類の素材で作製した。なお、割り出し法における長着については、半身の幅寸法の配分について前報の課題を考慮し予備実験を試みた上で脇線位置が2cm後方になるように操作した寸法を採用した。結果として、長襦袢を重ねたことによる着崩れ量としては想定したより少量であったこと、そのこと以上に着装した姿に影響を及ぼすこと、つまり、長襦袢の抱幅によって長襦袢の衿合わせ、ひいては長着の衿の形状が決まることを把握した。 |
| 身装概念 | DP301:[着くずれ;裾の捲れ;着じわ] AV000:[和服;きもの;長着(女性・現代)] AV003.0:[長襦袢(女性・現代)] DP031:[標準寸法] |
| 服装専門分類 | DV3:[着装法・衣生活;和服] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |