| 文献番号 | 01_AR044120 |
|---|---|
| 著者名 | 柴田早苗/シバタ サナエ |
| 書名・論文名 | ピッグスエードの重ね枚数の違いによる縫製条件 |
| 掲載誌名 | 文化女子大紀要 服装学・生活造形学研究 25 |
| 発行年月日 | 1994 (1) |
| 掲載ページ | pp.107-113 |
| OWC | AB |
| 地域・民族名 | 日本 |
| 時代区分 | 20世紀後半 |
| 時代通称名 | 平成 |
| 抄録 | 皮革縫製は布地と異なり,一度縫製した箇所をほどくと縫い穴が残ってしまうので,縫い直しがきかない。さらに手作業によるまつり,星止めなどができない。また,ステッチ位置は重ね枚数が異なり,縫い目を一様にきれいに縫製することは難しい。そのためミシン縫製には,布地縫製とは違う細心の注意を必要とする。そこで今回は,婦人用衣料皮革として多く使われるピッグスエードを試験布として,重ね枚数を,2枚,4枚,6枚とかえ縫い目がどのように違うか,3種の針,4種の縫い糸の組み合わせで,縫製実験を行った。その結果重ね枚数の違いによる縫い目の変化は,厚さが増えるほど顕著に現れ,2枚重ねより,4枚重ね,6枚重ねの方が,縫製箇所の伸びがやや大きくなるのに対して,針目は細かくなり,また上下のずれ寸法も大きくなることがわかった。このことから厚い箇所の縫製では,ミシンにおいても送り歯や圧力の調整が特に必要である。また針の違いは,糸の種類によって違いが現れることがわかった。縫製時の重ね枚数によって縫製条件をかえることにより,適切な縫い目ができることを確認した。 |
| 身装概念 | AQ013.0:[スエード] EP223:[縫目;シーム] EP221:[ミシン縫い] |
| 服装専門分類 | EQ2:[立体構成技術;布地] |
| リンク | 国立情報学研究所 CiNii |