日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05442-A01
題名 山寺の怪
題名(ヨミ) ヤマデラノカイ
時間 3分36秒
収録年月日 1971-11-01
収録地 石川県珠洲市
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB27
日本昔話タイプ 【IT298;蟹問答】
話形分類 TA. 蟹問答;ME. 蟹問答
概要 「うえどという部落がありますわ・・・・・ガン寺というておりますが由緒のあるお寺だそうであります」
化けが出て住職の決まらないお寺がある。旅の僧が、その寺に宿を頼む。その部落の百姓、門徒達が止めるが、その化けと対決する。問答をした末にお前は四足(しそく)八足(はっそく)二足(にそく)横(おう)行左行眼手にあり、蟹であろうと言って数珠で打つと化けは消える。朝になって、したたっている血のようなものの跡を辿ると山奥のほら穴に大蟹が甲らを割られて死んでいる。それからはその僧がそこの寺の住職になったという。