日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05386-A01
題名 おとし話 - 雷の婿 -
題名(ヨミ) オトシバナシ - カミナリノムコ -
時間 4分19秒
収録年月日 1971-09-25
収録地 福島県相馬市
収録者 稲田浩二
立石憲利
OWC AB17
日本昔話タイプ 参考【IT1142;傘屋の天昇り】
話形分類 TA. 源五郎の天のぼり
概要 「から買いにでかけたそうだな・・・・・おわりは・・・おわりはおとしはなし・・・松の木さどっさらおろした。」
(昔ある男が)魚をかいにでたところ、いくらいっても魚屋がない。はるかかなたの灯をたよりに行くと、豪華な家があった。いくつも門を通って入ると歓待してくれた。父は雨をふらせに出かけているが、帰ってきたら顔だけ出して下さいと娘はいった。びっくりしたが、すぐ父(雷)が帰ってきて、人くさいといった。前に出されて殺されるかと思ったが、人手がたりないからこの家の婿になれという。父は雨戸をあけると雲がむかえにきて、それにのって日でりの村に雨をふらすてつだいをしていたが、雨がふりつくすと雲が切れ、男は笠松の上におちた。雷はこれでおまえはおとしばなしにしておくから、といって帰った。