日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05386-A02
題名 狐の宝珠
題名(ヨミ) キツネノホウジュ
時間 6分47秒
収録年月日 1971-09-25
収録地 宮城県伊具郡丸森町
収録者 稲田浩二
立石憲利
OWC AB14
日本昔話タイプ 変形【IT788;八化け頭巾】
話形分類 TA. 八化け頭巾;ME. 八化け頭巾
概要 「昔和尚を小僧とあってね・・・・・やっぱり和尚様ね」
昔、和尚と小僧がいた。小僧の方が利口だった。和尚が法事や葬儀に行っても訪れる人がいなかった。そこで小僧がかわりに行った。山道を戻る途中、17~8才の娘が来た。小僧は狐だとみやぶった。そして、この数珠があれば私のようにもっとうまく化けられるとだまして、数珠と狐の持っている宝珠とをとりかえさせた。狐は数珠を首に下げていったが、玉がないので化けられない。だまされたとくやしがり、別の狐の宝珠をかりて殿様の行列に化け、寺に入る。和尚は狐を殿様と思い込むが小僧は寺にある刀で狐を切る。殿様行列も何も消えてしまう。