日本昔話資料:稲田浩二コレクション
データ番号 Q05376-A01
題名 屁ひり嫁
題名(ヨミ) ヘヒリヨメ
時間 14分35秒
収録年月日 1967
収録地 広島県比婆郡口和町
収録者 稲田浩二
笠井典子
OWC AB44
日本昔話タイプ 【IT1118;屁ひり嫁】
話形分類 TA. 屁ひり嫁;ME. へやの起り
概要 「なんと昔あったんじゃげな・・・・・昔かっぷり」
爺さんと婆さんと嫁をもらわなければならない息子がいる。人の世話で嫁がくる。一週間ばかりすると嫁さんの顔があおくはれてきている。だんだんすぐれない心配してお爺さんがきく。屁を我慢しているという。大きい屁なので遠慮するのだがお爺さんが構わないとすゝめる。それではと大きなのをたてつづけにすると、その屁風でおじいさんもお婆さんも天井へ頭ぶちつけた。そのまま、屁を止めろといい止めてもらうと天井から落ちる。嫁は暇を出される。帰る途中、梨が一ぱい成っている所に来る。商人が石を投げて梨を取ろうとするが取れない。その商人は女性の化粧もの小間物を商っている。梨を取れたら、その商品をみなくれるという。商人をよけさせておいて屁を放って梨をみな落としてしまう。その商品で商いを始めて、一生楽に過せた。