| ID | 1994-04 |
|---|---|
| 展示名 | 絨毯―シルクロードの華 |
| 種別 | 特別展 |
| 会場 | 国立民族学博物館 特別展示館 |
| 会期 | 1994年09月08日~1994年11月29日 |
| 名義 | 【後援】外務省、朝日新聞社 【特別協力】財団法人祇園祭山鉾連合会、鷲峰山高台寺、徳川美術館、株式会社龍村美術織物、オリエント・スター・コレクション、ティッセン=ボルネ ミッサ財団、プロイセン文化財団、ベルリン国立博物館、メトロポリタン美術館、リンデン博物館、ブルックリン博物館 【協力】国際交流基金、財団法人アサヒビール芸術文化財団、財団法人なら・シルクロード博記念国際交流財団・シルクロード学研究センター、財団法人千里文化財団、日本万国博覧会記念協会、フジライトカーペット株式会社、株式会社絨毯ギャラリー |
| 概要 | 最近、わが国でも関心を集めている手織り絨毯は、周囲を砂漠や荒野に囲まれ、乾燥という内陸アジア特有の厳しい自然環境のもとで織られたものです。「カーペット・ベルト」と呼ばれる帯状に展開する絨毯の製作地であるトルコ、イラン、コーカサス(カフカス)、トルクメニスタン、中国北西部は、かつて東西を結んでいた交易路シルクロードで知られていた地域であり、また、イスラム教徒が多数を占めるイスラム世界でもあります。この地域には、遊牧民が現在も移動生活を続けており、彼らが織る絨毯は生活必需品です。いっぽう、都会生活にも欠かすことのできない絨毯は、それぞれ異なった文化的背景をもって発展してきました。絨毯の形、寸法、なかでも色鮮やかに織り出された実に様々な文様には、数百年、数千年の長いあいだ絨毯を織り続けてきた人々の世界観、美意識、社会的慣行などが色濃く反映しているのです。 この特別展では、メトロポリタン美術館やベルリン国立博物館などの協力を得て、類例のない貴重な絨毯や本館所蔵の資料によって絨毯の文化的背景を明らかにするとともに、東西文化交流の視点から高台寺所属の豊臣秀吉所用の陣羽織(重要文化財)、祇園祭の懸装品(重要有形民俗文化財)、徳川家秘蔵の絨毯を展観することによって我が国と絨毯との関わりを改めて考えたい。 |
| 備考 | 創設20周年記念 |