毛沢東バッジデータベース
標本番号 H0326603
標本名 バッジ(毛沢東)
収集者 韓敏
収集地 遼寧省瀋陽市
収集状況 骨董品店
用途・使用方法
使用者
制作地 遼寧省瀋陽市
制作者
制作年代 1966-69年
製作法・材料 アルミニウム
収集年度 2010年
表面文字 喚起工農千百万,同心幹
表面文字の説明 数多くの労働者と農民とを呼び覚まして、心を一つにしてやるべし。これは毛沢東が1931年春に作った詩歌、『漁家傲・反第一次大“圍剿”』の一部である。蒋介石の率いる国民政府軍が、江西の南部と福建の西部にある共産党・紅軍の革命根拠地に対し、五次に亘る大規模な包囲討伐戦を展開した。
表面文様 20代後半の毛沢東肖像

ハンマー

建築
表面文様の説明 伝統衣装を着ている毛沢東
中国共産党の党徽である。鎌は農民の、ハンマーはプロレタリアート(特に工業労働者)の象徴である。マルクス・レーニン主義の共産主義や共産党のシンボルとして使われている。
赤い旗は中国共産党を意味する。
古田会議の開催地。古田会議は1929年12月に福建省上杭県古田町で開催された。 この会議において毛沢東が中国共産党の事実上の指導者になった。
裏面文字 紅旗巻起農奴戟
紅旗 農奴のほこを巻きてたてば
裏面文字の説明 この句は、毛沢東が1959年に作った詩歌の一部である。32年ぶりで故郷韶山を訪れた毛沢東が、七律『到韶山』(韶山に到る)をつくった。
赤旗をおしたて手製のやりを手に手に、圧迫された農民は起ちあがった。紅旗とは、中国共産党を指す。この一句は32年前の1927年に中国共産党が率いた農民運動を指す。
裏面文様
裏面文様の説明
参考文献 Schrift Melissa
2001 Biography of a Chairman Mao Badge: The Creation and Mass Consumption of a Personality Cult.New Brunswick, NJ: Rutgers University Press.
Wang, Helen
2008 Chairman Mao Badges: Symbols and Slogans of the Cultural Revolution. British Museum Research Publication No.169. British Museum Press.
韓敏
2014「毛沢東バッジの語りと活用」武内房司、塚田誠之編『中国の民族文化資源―南部地域の分析から』 pp.25-62 東京:風響社。
宋一凡
1993『毛沢東像章珍品集』成都:四川人民出版社。
その他