毛沢東バッジデータベース
標本番号 H0326584
標本名 バッジ(毛沢東)
収集者 韓敏
収集地 安徽省宿州市
収集状況 宿州市在住の徐子松から購入
用途・使用方法 バッジは中国全土の1級行政区すべてにおいて革命委員会が成立したことを祝うために製造された。
使用者 徐子松
制作地 安徽省
制作者
制作年代 1968年
製作法・材料 アルミニウム
収集年度 2008
表面文字
表面文字の説明
表面文様 肖像
中国地図
宝塔山・延河・橋
表面文様の説明 毛沢東の肖像
中国地図は中国全土の1級行政区すべてにおいて革命委員会が成立したことを意味する。
この山は宝塔山といい、陝西省延安市にある。延安は、1937年から1947年まで中国共産党中央の所在地とされていたため, 中国革命の聖地として知られている。この山は唐代に建設された9階建ての塔があるから、宝塔山と呼ばれている。橋は延安市にある延河に架けたものである。宝塔山、延河と橋は、革命聖地である延安のシンボルマークである。
井岡山は、江西省と湖南省の境にある山。1927年、毛沢東はゲリラ部隊を率いてこの山に潜伏し、革命根拠地の建設を始めた。そのことから井岡山は革命聖地として知られるようになった。
海の波は「大海の航行は舵手を頼りに、革命するときに頼るのは毛沢東思想」という歌詞を意味する。
裏面文字 全国山河一片紅
裏面文字の説明 「全国山河一片紅」とは、全国の山河が一面赤に染まるという意味である。1967年1月黒竜江省に全国初の黒竜江省革命委員会が成立した。次いで2月には上海市革命委員会が成立し、68年9月のチベット、新疆ウイグル自治区での革命委員会成立を最後に,1級行政区すべてに革命委員会が成立するにいたった。このような情勢を、当時「全国山河一片紅」という表現で表した。
裏面文様
裏面文様の説明
参考文献 Schrift Melissa
2001 Biography of a Chairman Mao Badge: The Creation and Mass Consumption of a Personality Cult.New Brunswick, NJ: Rutgers University Press.
Wang, Helen
2008 Chairman Mao Badges: Symbols and Slogans of the Cultural Revolution. British Museum Research Publication No.169. British Museum Press.
韓敏
2014「毛沢東バッジの語りと活用」武内房司、塚田誠之編『中国の民族文化資源―南部地域の分析から』 pp.25-62 東京:風響社。
宋一凡
1993『毛沢東像章珍品集』成都:四川人民出版社。
その他