近代日本の身装文化(身装画像)
説明 重症の病人の枕元で看護する幼なじみの娘。この時代、重病人にとっては手厚い親身の看護がなにより大事と考えられた。ここでも言っているように、寝ずの看病、ということばがよくつかわれる。しかしそれにしてはやむをえないとは言いながら大きな高島田、これも大きく膨らまして結んだお太鼓の帯、長い振袖のきものでは、働きにくかったにちがいない。すでに清潔な白い枕カバーやシーツは一般家庭にも入っていたが、袖つきの掻巻は相変わらず黒襟のまま。この頃は石油ランプから電灯への交代時期だったが、この部屋はかたわらの台の上には卓上ランプが置かれている。かなり不安定なデザインで、間違いも多かったろう。(大丸 弘)
ID No. U01-045
出典資料 東京朝日新聞
発行年月日 1902(明治35)年4月?日号 7面
小説のタイトル 黄金大王(17)
作者 三品藺渓(1857-1937)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Jhu:[ふとん・ベッドに横たわる;寝道具]
Vyo:[夜着;夜具;掻巻]
H000:[照明;照明具(一般)]
D4is:[医師;看護婦;病人の世話をする人]
D2sim:[島田;高島田]
D3ob:[帯の締め方;帯の位置]
D4by:[病人;けが人;障害のある人]
時代区分・年代 20世紀初め;1902(明治35)年
国名 日本
キーワード 幅狭敷布;括り枕;掻い巻き(かいまき);卓上ランプ;薬瓶;襖(ふすま);竪縞のきもの;お太鼓結び;袖で顔を隠す
男女別 男性;女性
体の部分 頭部;全身;坐臥;横臥