| 説明 | 三日月お蓮と二つ名前のある女と、ならず者の三吉、司直の目を遁れるための変装は、三吉が「身を官吏風に扮(コシラ)え、お蓮も額の疵を隠さんため、前髪切って前へ垂れさせ、束髪の令嬢姿に身を扮(ヤツ)し、兄妹なりと詐(イツワ)りて」大阪で処々方々を泊まり歩いた。官員風というのは、黒の中山高帽、一楽、糸織など上等なきものに同じような黒の紋附羽織、表付きのノメリの下駄にステッキと、要するに金のありげな紳士風、ということだが、船場の旦那衆とのちがいは、髭のあることだろう。お蓮は束髪というが、鬢(ビン)が横に大きく出ていて、日本髪との折衷のような、変わった髪になっている。実際当時の遺された写真を見ると、なんとも名前のつけようのない髪も多い。(大丸 弘) |
|---|---|
| ID No. | NN2-007 |
| 出典資料 | 都新聞 |
| 発行年月日 | 1893(明治26)年2月25日号 3面 |
| 画家・撮影者 | 山田年貞(生没年不詳) |
| 小説のタイトル | 三日月お蓮(6) |
| 作者 | 落葉山人(生没年不詳) |
| 資料タイプ | 挿絵 |
| 身装画像コード | Wbo:[かぶり物一般;帽子] D1hi:[ひげ] Vhao:[羽織] Wge:[下駄;クロッグ] Wtu:[杖;ステッキ;松葉杖] D004:[適齢期の娘;新造;(1) 嫁入り前の娘,新妻,さらに一般の他家の妻女をいう。] D2:[ヘアスタイル] D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)] D4ji:[人力車夫] Vhat:[半天;どてら] Vmom:[股引] |
| 時代区分・年代 | 19世紀終わり;1893(明治26)年 |
| 国名 | 日本 |
| キーワード | 中山高帽;口髭;竪縞のきもの;角帯;黒紋付き羽織;羽織紐;シャツ;のめり下駄;くずれた束髪;切り前髪;切下げ前髪;造花;堂島下駄;袖に手を隠す;半纏;素足;腹掛け;ブランケット;ケット;膝掛け |
| 男女別 | 男性;女性 |
| 体の部分 | 全身 |