近代日本の身装文化(身装画像)
説明 中央、金網の向こうから顔を覗かしているのは、この銀行の行員の妻。初期の銀行は大名貸しで身代を膨らませた商人が、開化とともにとりあえず銀行の看板をあげたような店もあり、店内のたたずまいは商家とお役所を混交したようだったようだ。窓口の係員は縞のきものに角帯、前垂れ掛けという、呉服屋の手代とちがいのない姿。奥で計算中のスタッフはもう少し地位の高い連中という意味でか、黒紋附の羽織を着て八字髭を生やしている男や、フロックコートに縞のズボンの男がいる。この時代、髭は官員様のきたしるしで、商人(アキンド)で髭、ことに八字髭を生やす人はよほどめずらしい。窓口の金網は当時の欧米のスタイルをそのまま模倣している。(大丸 弘)
ID No. N98-002
出典資料 大阪朝日新聞
発行年月日 1898(明治31)年1月9日号 4面
画家・撮影者 二代目歌川貞広(三谷貞広)(1838-1908)
小説のタイトル 初産(27)
作者 渡辺霞亭(黒法師)(緑園)(朝霞隠士)(無名氏)(匿名氏)(1864-1926)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード Vob:[帯]
Vhao:[羽織]
Vta:[足袋]
Wzo:[草履;草鞋]
D6se:[洋装;西洋化;西洋観;ハイカラ;西洋かぶれ;開化ぶり;西洋憧憬]
D1hi:[ひげ]
時代区分・年代 19世紀終わり;1898(明治31)年
国名 日本
キーワード 銀行;窓口係;金網;椅子;机;算盤(そろばん);銀行員;竪縞のきもの;角帯;前垂れ;黒紋付き羽織;白足袋;紺足袋;ぞうり;八字髭
男女別 男性;女性
体の部分 全身;群像