近代日本の身装文化(身装画像)
説明 大阪心斎橋筋の小間物屋の店先。住み込みの女教師が、預かっている少女と、夕涼みの散歩がてらに立ち寄った小間物屋で、約束の花簪(カンザシ)を買って与えている。女教師は上げ巻の束髪。この時期、束髪は以前ほど結う人がいなくなっていて、ことに大阪は東京に比べると、束髪の女性も洋服の男も少なかった。小数の知識人――女教師などが主な束髪女性。小間物屋は古い業種だがたえず流行を追う商売だけに、ガラスのショーケースや椅子などに開化風を見せている。軒看板に味付け海苔とあるのは理解できないが、あるいは特別なルートによるこの店のスペシャリティーか。少女自身のための花簪のほか、姉へのお土産に高蒔絵の護謨櫛お初形を買う。護謨製はこれも開化の新製品で、ものめずらしさから一時は人気があった。しかし鼈甲のまがい物などが作られるようになって嫌われたという。(大丸 弘)
ID No. N93-001
出典資料 大阪毎日新聞
発行年月日 1893(明治26)年7月27日号 2面(1)
画家・撮影者 槙岡恒房(生没年不詳)
タイトル
小説のタイトル 夏木立(12)
作者 菊池幽芳(あきしく)(1870-1947)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード G01:[店舗 ex.店構え全景,出入りする客,従業員]
D2so:[束髪(前期縦型の)]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
D5te:[展示・陳列・収納など]
G028:[ウィンドウディスプレー]
時代区分・年代 19世紀終わり;1893(明治26)年
特定通称名
国名 日本
特定地域 大阪;心斎橋
キーワード 小間物屋;花簪;あげまき;小紋のきもの;ガラスケース;椅子
男女別 女性;女児
体の部分 全身
関連情報
著作権情報
備考