近代日本の身装文化(身装画像)
説明 商家の帳場。結界格子の内で煙管を手にしている若い旦那と、赤ん坊をあやしている妻と妾。江戸時代の草双紙の結末には、妻と妾が姉妹のように睦み合って共に夫に仕えるというハッピーエンドがよくあるが、明治も10年代半ばでは、人の気分にそれほど大きな変化はないようだ。立って子どもを抱いているのが妾、妻妾とも丸髷だが年の若い妾の髷はずっと大きく、手絡(テガラ)もよく見える。また妾の方は眉を落としていない。妾は奉公人、という心があるのだろうか。この時代、女は家の中で裾をまだ長く曳いている。日常的に曳くのが廃れるのは、1890年代(ほぼ明治20年代)と考えられている。(大丸 弘)
ID No. N84-001
出典資料 今日新聞
発行年月日 1884(明治17)年10月8日号 3面
小説のタイトル 貞女お松の話し(前号の続き)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H840:[帳場構え]
D2ma:[丸髷]
Vka:[掛襟]
D1me:[眼・眉毛周辺の状態(眼・睫毛・眉の化粧)]
D3hi:[曳裾]
D000:[乳児;赤ん坊]
Wki:[喫煙関連;タバコ;キセル]
時代区分・年代 19世紀後半;1884(明治17)年
国名 日本
キーワード 暖簾;黒襟;眉落とし;曳裾;煙管(きせる);火鉢
男女別 男性;女性
体の部分 全身