近代日本の身装文化(身装画像)
説明 一時の心の迷いで犯した罪のため収監されていた女、ようやく放免されて裏長屋の我が家に戻り、何カ月ぶりかで幼い二人のわが子を抱く。女の髪は櫛巻、あるいはいぼじり巻(疣毟巻)といい、自分の手でまとめるいちばん簡単な方法だが、女囚はこの形に決められていた。女も子どももひとつのきものに二種類の布が使われているが、これは継ぎを当てたのではなく、身頃と裾、袖、あるいは袖の一部とを別布で仕立てる、胴抜き、額仕立、といった方法は、貧乏人のきものの、とくに女物や子ども物の仕立ての常道だった。もちろん始末のためではあるが、いくぶんかはおしゃれの気分もあったろう。大きい子どもの頭は芥子(ケシ)坊主。(大丸 弘)
ID No. N83-005
出典資料 絵入自由新聞
発行年月日 1883(明治16)年4月27日号 2面
画家・撮影者 月岡芳年(大蘇芳年)(1839-1892)
小説のタイトル 知身雨(みをしるあめ)(5)
資料タイプ 挿絵
身装画像コード K122:[水汲み場;洗濯場;共同井戸]
D011:[男の幼児(だいたい就学以前)]
Wzo:[草履;草鞋]
D000:[乳児;赤ん坊]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年
国名 日本
キーワード 櫛巻き;疣毟巻(いぼじりまき);いぼじり巻;仕立て方;胴抜き;額仕立て;わらじ;芥子坊主
男女別 女性;男児
体の部分 全身