近代日本の身装文化(身装画像)
説明 文人の養女で、裁縫や糸竹の道ばかりでなく、文雅の道にも明るい娘。その娘を慕う男の思い描くイメージとして描かれている。黒襟を掛けた縞のきものの袖口と襟元に白い襦袢が覗いている。開放した丸窓の外に燕が飛んでいるから、単もの一枚で、半襟も見たとおり白の無地ものかもしれない。半襟はこの時代の女にとってはなによりのチャームポイントで、白無地が流行するのは三,四十年も後のことだが、真夏の襦袢の掛け襟では共襟や白が多かったろう。結婚前の女性のほとんどが結うのはこの島田で、別名高髷だが、この娘は根を非常に低くしているので高髷とは言いにくい。高さからいえばむしろ芸者の結うつぶしに近い。この辺は好みの問題か。机の上には筆、硯(スズリ)、水差し。(大丸 弘)
ID No. N83-003
出典資料 絵入朝野新聞
発行年月日 1883(明治16)年6月20日号 2面
画家・撮影者
タイトル
小説のタイトル 霽間の月(はれまのつき)(2)
作者
資料タイプ 挿絵
身装画像コード H311:[私室;小部屋(寝具のないこと);ブドワール]
H59:[出入り口・窓越しの外の風景]
D2sim:[島田;高島田]
D1ka:[髪飾り(櫛,簪,リボン)]
Vka:[掛襟]
Vna:[長襦袢;襦袢]
時代区分・年代 19世紀後半;1883(明治16)年
特定通称名
国名 日本
特定地域
キーワード 窓;黒襟;竪縞のきもの;頬杖を突く;座布団;机;読み物;筆;硯(すずり);水差し;火鉢;短冊;本箱;ツバメ;廊下
男女別 女性
体の部分 全身;坐臥
関連情報
著作権情報
備考